1月の外出プログラム「和! 炊いちゃった! 新春! 丼ビリーバボーII」

1/16は、上野の国立科学博物館で開催されている「和食展」に行ってきました!

お昼御飯は和食展に合わせて、和食のお店である寄せ家さんで色々な海鮮丼を頂きました。

私が頂いた「びっくり海鮮丼」はイカ、サーモン、マグロ等がごろごろと入った豪華な海鮮丼で、ピリッとしたわさびと共に食べるととても美味しかったです。

いざ和食展へ向かうと、とても沢山の要素から和食を掘り下げており、非常に興味深い展示となっておりました。水の硬度から始まり、きのこ、野菜、米、魚介類、海藻といった食材の展示が広がっていました。日本という土地の性質や採れる物によって食文化が形成されていった様子が説明されている一方で、日本で利用されている野菜の殆どは外国産であり少しずつ持ち込まれていった物である事等、現在暮らしているだけでは気付かない事が記されていました。

食べられるきのこや日本中の大根の品種、食べられている魚の等身大模型等がずらりと並んだ展示は、見ているだけでもインパクトが大きかったです。

次は発酵について掘り下げた展示が並んでいました。醤油、味噌、鰹節等、和食の味付けには欠かせない食品のコーナーとなっておりました。中でも醤油の色見本や発酵に利用される菌の実物の展示等が興味深く、どうやってこの様な食べ物に辿り着いたのだろうかと不思議に感じました。

更に進むと今度は歴史上の食卓を再現したコーナーが並んでいました。卑弥呼の食卓や長屋王の食卓、織田信長が徳川家康をもてなした食卓等、現代で見ても豪華な物が並んでおり、非常に面白かったです。一方で奈良時代の庶民の食卓は米と青菜の汁と塩だけという簡素な内容になっており、強烈な印象でした。豆腐料理ばかりの本や卵料理の本、大根料理の本等が江戸時代に流行したという話は、今も昔も意外と似た様な雰囲気だったのだろうかと思い、面白かったです。

また、現代の料理についてのコーナーでは、お雑煮の文化圏マップや「この料理は和食と思うかどうか」のアンケート結果等が興味深い内容となっておりました。特にお雑煮は自分の家のお雑煮と自分の地域を比べてみると味噌や具材等が異なっており、自分の家のお雑煮のルーツを探ってみたりもしました。

この様に、和食展を通して身近な存在である和食の謎や歴史について色々な事を知る事が出来ました。より和食の事を美味しく興味深く食べられる様になったのではないかと思い、とても楽しかったです。